ロケーション・ハンティング専用車のその後

タイトルを見て、「すごい!ロケハン専用車があるの?」と思われた方、いえいえ、小さな写真館でそういう余裕はございません・・・

今春の桜開花前のブログ記事でご紹介した、この子です(特に奥の子- Kona UNIT X 2019版)。

自転車2台。ロケハン用。ラレーとKonaです

春の桜ロケはコロナの自粛があり、なかなか活躍が難しかったですが、夏からこの秋にかけて、次第に稼働機会が増えてきました。

さて、車でロケハンする場合、細部を見落とすことが多く、もっといえば車だと普通入らない横道だとか訪れない建物などがたくさんあります。徒歩が一番いいのですが、さすがに距離を稼げません。

自転車は、車ほど速度がなくゆったり街・風景を観察できて、徒歩ほど疲れないという、街並みロケハンには最適の乗り物です。

9月上旬に、風景写真のご注文があり西部地区、八幡坂などを撮影しましたが、普段車ではあまり意識しない風景カットを収められました。これも事前ロケハンの賜物?です。

例えば八幡坂を下から撮影したカット。普段、わたしたちの撮影定番といえば、八幡坂を上から望む構図なので、まずは下から撮ることはありません。でも結構素敵だと思うんですよね、八幡坂を見上げる風景っていうのも。

函館八幡坂麓から

二枚目は入舟町漁港のイカ釣り船。函館山がきれいでした。
この場所には、好物の「しいたけ昆布」の工場販売所があるので、よく買いに行くのですが、イカ釣り船を写真にとったのは初めてでありました。

それで、実は。このロケハン(西部地区、電車道ロケハン)で、とてもいい!場所を発見しました。いつかそこで撮影した人物写真をご紹介したいと思います。

ただし自転車ロケハンの欠点はあります。

その1:カメラを担ぐのが難しい。現在はスマホで間に合わせていますが、自転車を止めてスマホを出して、スマホカメラをいじる、というのは結構ストレスになります。自転車ロケハンに最適な小型の専用コンデジとそれを確実に固定・操作できるカメラマン専用ハンドルバー用器具一式がほしいところです(サイコン固定器具程度じゃ不安です)。

その2:雨と雪に弱いです。まず、カメラ的には両者に弱いです(きっぱり)。走行性については雪と雨では違います。雪に関しては、写真の奥の子はセミ・ファットのタイヤ(最大2.6インチ)がはめられる29er MTBなので冬でも(寒ささえ我慢すれば)街中ならゴリゴリ前にすすんでくれます。それに雪はすぐに濡れません(積もるけど)。雨は雪よりもやっかいです。道の飛沫が飛びまくるのと、体の濡れが早いのですね。なので雨の日は車一択になります。これは諦めるしかありません。

その3:燃費がかかる。え?。と思われる方。汗かきが自転車にのると、ものの2,30kmで、水分不足となります。それにお腹が減ります。夏の暑い時期に100km程度走行すれば、ペットボトルとおにぎりプラスアルファで、軽く1000円ぐらいの出費となります。軽自動車より燃費が悪いです(これはサイクリストあるあるですが)。

11月になると防寒対策、12月以降は雪対策と忙しいロケハン事情となりますが、今年は真冬もこれで街並みをウオッチする予定です。インスタにスマホ写真などを流そうかなあと考えている今日このごろです。

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