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スタジオブログ

「今を生きる」 ーウエディングフォトの可能性2ー

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一月ほど前の記事でフランスのウエディング・フォトのサイトを紹介しましたが、今回はイギリスのウエディングフォトグラファーの話題を。

映画「今を生きる」の写真シーン

「写真」にからむ映画の場面があると、それだけで好意をもってしまいます。中でもロビン・ウイリアムズ「今を生きる」(1989年作品)は素敵です。1950年代アメリカのエリート寄宿学校の風変わりな英語教師と学生たちの「いまに生きる」姿が、物悲しく描かれる秀作です(ラストシーンは号泣)。

映画の冒頭、入学式での兄と弟の記念撮影シーンがあり、その後ロビン・ウイリアムズ先生が卒業生たちの写真が飾ってある部屋に学生たちをつれていくシーンがありと、「写真」場面が連続するので、自然と引き込まれてしまうのですね。

さて、その写真の部屋で、先生は学生にロバート・ヘリック作「乙女たちよ、時を惜しめ」を朗読させ、

<その詩は「今を生きる」seize the day という文学テーマに基づいていて、それをラテン語でカルペ・ディエム carpe diemというのだ。その写真(の卒業生たち)も今を生きていたのだよ、だから君たちもカルペ・ディエムしなさい>

という風な主旨のことを述べます(記憶が不確かですが)。映画の邦題もその言葉からつけられています。

ウエディングフォトサービス『今を生きる写真撮影』

前置きが長くなりました。イギリスのウエディング・フォトグラファー、クリス氏の話です。

クリス氏がやっているのは「今を生きる写真撮影」Carpe Diem Photographyという名前の写真撮影サービスです。先日同氏のWEBサイトのことを知った時、Carpe Diemってなんだ?とグーグルさんに問いかけたところ、ロビン・ウイリアムズの映画に関連づいていたので、きっと彼も好きに違いないと想像し、上でそのことを長々と書いてしまいました。

さて、クリスさんはイングランド北西部チェシャ州(マンチェスターのお隣)に住んでいます。11年で700組の結婚写真を撮ってきたそうです。奥さん・娘さん・犬一匹・猫三匹家族です。ルイス・キャロルの出身地だからか?、娘さんの名前はアリスといいます1)ちなみに鏡の国のアリスに出てくる例のニヤニヤ笑いの猫の名は「チェシャ猫」ですね。

同氏の撮影する写真には、大人数の結婚式写真もあれば、二人だけの写真、ポートレートもあります。ああこんなかたちで撮れれば素敵だなと思う光使いや場面の発見が各所にあり、彼に撮影を任せた人たちはとても幸せです。特に、歴史的建造物をバックにした夕景・夜景のカップル写真は魅惑的です。

インスタグラムに写真がたくさん上がっているので、興味のある方は是非見て下さい。

脚注   [ + ]

1.ちなみに鏡の国のアリスに出てくる例のニヤニヤ笑いの猫の名は「チェシャ猫」ですね。

フレッドとフロレンスのLEGO結婚写真ーロックダウンの中で

クリス氏の写真に出会ったきっかけは「普通の」結婚写真ではなくて人形結婚写真です。

4月7日、レゴで作ったミニチュア結婚写真のブログが彼のWEBページに掲載されます。その縁で彼に出会ったというわけです。

ページの題名は「フレッドとフロレンスのレゴ結婚。2020年春ーロックダウン」といいます。

イギリスでは3月24日(23日深夜?)にロックダウンが宣言されました。
クリス氏はそれより前の3月20日に顧客向け対応ページを作成しています。撮影延期への対応、自分の体調管理、自分が罹患したときの代わりのフォトグラファーへの依頼などを記したページです。イタリアなどに比べて罰則はゆるいとはいえ全土封鎖ですし、政府方針を守っている人がほとんどだという調査結果もあります。式や宴が中止になるとなかなか撮影スケジュールもたてられません。彼も困難な時を過ごしています。

しかし、そのあと彼は、レゴを主人公にした結婚写真撮影にとりかかり(その一部は彼のFacebookページの投稿で見て取れます)、WEBページに公開したというわけです。

タイトルにあるように新郎新婦はフレッドとフロレンス。そのページには写真だけではなく「結婚式」の経緯が書き添えられています。

「素晴らしい一日。フロレンスとフレッドは結婚式をロックダウン中に行いました。とても幸運です」からはじまる、レゴたちの物語です。

登場人物はチューバッカー、ハンソロ、ハリポッターとか、花嫁介添人はAmazonで価格高騰のため購入できず、とか、線香花火でお祝いしたのでフロレンスの髪の毛がやけちゃったとか、すったもんだで、でも結婚式はつつがなく?終わったというお話です。

フレッドとフロレンスの力を借りて「今を生きる」結婚写真を撮り続けているウエディング・フォトグラファー、クリス氏が、今後もハッピーなウエディング写真を撮られますようにと願いつつ、この拙い紹介ページを書きました。

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