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プロフィール写真の「姿勢」を考える

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(要約)プロフィール写真を撮る時は、正面・正対・笑顔を無理に作ろうとせず、身体の姿勢を自分な楽な方向にむけ、(ある意味ねじって)、リラックスを心がける。そうすると、自然とカメラに正対した柔和な笑顔が生み出される、というお話です。

プロフィール写真とポートレート写真の違い

人物写真でも、プロフィール写真とポートレート写真では、やや撮影の目的が違います

当館では、プロフィール写真を、ビジネスのための人物写真であったり、演奏会のパンフレット写真だったり、婚活用の写真だったり、といったその人の(硬い言葉で言えば)「社会的な姿」を写真で示すものとして考えています。

ポートレート写真は、その域を超えて「私の姿」を写真で表現することがある、ということになります。なので、プロフィールに比べて、ポーズも撮る場所も着る服にも自由度があります。

見た目だけでは区別は出来ない

 

もちろんこの2つの写真を見かけから区別することは出来ません。次の写真は、どちらでしょうか。

答えはプロフィール写真です。そのつもりで撮り・撮られています。というのも、この方はボイスパフォーマーとして活動されていて、その活動アピールのためのWEB/SNS用「宣材写真」として撮影したからです。だからこれが彼女のプロファイル。

aya ogawa(facebook)

自分の姿を、どのような層に見てもらいたいかで、プロフィール写真の撮り方は変わります。たとえば、profile photo(s)、とグーグル検索をかけて出てくる説明(プロフィール写真とは?)は次のようなものです。

プロフィール写真とは、ソーシャルメディアのプラットホーム全体で使われるアカウントを表わす画像のことです。
写真は、ソーシャルメディアのユーザたちに(その人となりについての)
視覚的な連想をもたらします。ビジネス側に自分の正しいイメージを選んでもらうために重要なものなのです。

これは、SNSアカウントを用いたビジネスアピールを想定した説明ですが、一般にあてはまります。

上の例なら、ボイスパフォーマーとして「連想」されたい、ということですね。

オーソドックスなプロフィール写真

とはいえ、普通は、上半身、腰から上の写真で、フォーマルないでたちでの写真を望まれる方のほうが多いわけです。

ではオーソドックスなプロフィール姿とはどういうものになるのでしょうか?。

次のようなアドバイスがあります(二番目は男性用アドバイスですが、それ以外は性差関係なくあてはまります)。

  1. Smile with teeth(歯が見えるように笑う)

  2. Dark-colored suits, light colored buttondowns(ダークスーツを着て、明るい色のボタンダウンシャツを着込む)

  3. Jawline with a shadow(くっきりした顎のライン)

  4. Head-and-shoulders, or head-to-waist photo(頭から肩までの写真、あるいは頭から腰までの範囲で写真を撮る)

  5. Squinch(スクインチで)(スキンチで)

  6. Asymmetrical composition(非対称的なかたちを保って撮る)

  7. Unobstructed eyes(前に遮ぎるものが無いような目つきで撮る)

「スクインチ(スキンチ)に撮る」とは

上の1-7のアドバイスですがそのままきっちり守るというのも、工夫のないところです。

たとえば(1)の「歯が見えるように笑う」は、日本の感覚には馴染めないところがありますね。「ヤリ過ぎ」と思われるかもしれません。

(2)に対してダークスーツにボタンダウンシャツじゃないといけないのか、というツッコミも可能です。

そこらへんは柔軟に対応するとしても、(5)から(7)のポーズに関する部分は、大切だと考えています。

(5)のスクインチ(スキンチ)とはなんでしょうか?。

近年の「造語」で、要するに顔を緊張させないで目をすこしより目っぽく優しくとりましょうということらしいですね1)https://ameblo.jp/makoto-ishiwata/entry-11717189950.html

イメージとしては次のガーディアンの記事の冒頭の2枚の写真を見比べると違いがわかります。

この表情になる(撮る側からすればこの表情にしてもらう)のは、結構難しいのです。

なので、こういう言葉がわざわざ生み出されたのでしょう。

そのためにはどうするか。
なにより、全体として左右対称ではなく(6ですね)、目つきも目が見開いている(驚いた)風なものではない(7ですね)瞬間をショットするわけです。

目を見開くというのは「前に遮るものがある」から見開いてしまうわけです。でも、それが無いように撮るというのが難しいんです。なぜか?。写真を撮る時のカメラ自身が「前に遮るもの」の一番手だからですね!。これを意識しないで映ってもらうことが撮影側には大切です。

というわけで、(5)と(6)と(7)は関連した一つのポージングということになります。

上のアドバイスをそのまま受け入れるかどうかは別としても、無理しないポーズでフォーマルな写真を撮るさいには意識しておいてもいいですよね。

大切だと思うのは<自分の身体と骨格はそもそも左右対称ではないので、無理しない>ということを頭においてもらうことです。

いかり肩になっていたり、顔が上むいていたり、顔がこわばっていたり、そういう「ちょっと失敗」の証明写真を撮られたことはありませんか?。

これは被写体が「証明写真なんだから正面・左右対称じゃなきゃ」と意識しすぎたり、撮すほうが「はい、このレンズをみて、右肩をもう少し下げてください」と指示して被写体の緊張をさらに高めてしまったりした結果の産物です。

脚注   [ + ]

1. https://ameblo.jp/makoto-ishiwata/entry-11717189950.html

無理に、正面・笑顔を意識しないこと

正面を向いて、バランス良い姿勢で、ニコッと笑う、なんて普段はあんまりないわけです。それを写真撮影時に(普段使わない筋肉を使って)無理に使うものだから、どうしても不自然になってしまいます。

でも、心配はいりません。普段の自分の骨格と筋肉の使い方に抵抗せず、無理なく正面笑顔の写真はとれます。

ポイントは、身体を真っ直ぐにしない!です。

次のイラストの女性と男性を眺めてください。女性の姿勢の方が無理のない「写真」になります。

なぜか。膝下が斜め足、右手と左手は「対称」ではありません。つまり身体が「捻じられている」からです。

身体を捻るとバランスが変になるという風に悩むのは後回しにしてださい。うまく(楽に)捻じることを意識したほうが、自然でバランスいい写真がとれます。

イラストの男性ポーズには無理があります。証明写真なんかでこういう風に座ってしまうと、なかなか緊張が解けません。むしろ顔がカメラに正対しているけれども身体は少々ねじれていてもOK,という感じで座りましょう。特に上半身だけの写真なら、おへその下、腰は結構回転していても大丈夫ですよ。

姿勢全体が楽になると、自然と笑顔もでますし、カメラを必要以上に意識することもなくなってきます。

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