北海道の「広さ」を地図画像で確かめてみる
北海道に住んでいても、比較相手がないと、その広さを感じることはなかなかできません。
図1のようなものを作ってみると少し腑に落ちます。
函館がある渡島半島南部は、大きさ的に千葉県ぐらいかな?、ということだけを示すアバウトな画像ですが、なんとなく「あ、広いんだ」という感じは出てますよね。
なお、函館山からの夜景写真が有名なので、函館=扇状に土地が広がり両側が海、というイメージあり、同じく扇の形をした渡島半島が函館全域だと思われている方もいるとの話があります。
でも、函館は渡島半島地図から言えば豆粒にすぎません。ご注意ください。
函館と東京23区の距離感覚を考えてみる
ここ2,3年、(柄にもなく)人前でお話させていだく機会が何度かありました。もちろん写真撮影がテーマです。
ロケ撮影や出張撮影について触れる時に、最初に上のような<ほっかいどーは広いよ>的ネタをお示します。
さらにくわえて、東京23区とならべて函館の地図をお見せします。単純ですけど、この話は結構ウケるので調子に乗ります。
本ページでは、グーグル・マップを使って図2(23区),図3(函館)を示します。
半径5KMの円です。
23区の中心位置取りは東京駅。そして函館の中心はあさかぜ写真館となっております。
図2:中心:東京駅
図3:中心:あさかぜ写真館
函館の距離感覚はゆるい?
ご覧のように山手線圏内が余裕で函館市中心部に入ります。函館の人向けに言うと、函館山の立待岬(下の蒼の風船)から石川町の蔦屋書店(上の赤風船)に行くのと、お台場(下の赤風船)から上野動物園(上の赤風船)に行くのは、直線距離ではほぼ一緒です(ああ、余計にわからなくなったかもしれない)。
間違いなく函館の人(少なくとも当館)のほうが距離感覚がゆるいです。これは大都市とは人口密度と交通量と建物密集率が超絶に違うので、からだにその感覚が刷り込まれてしまっているのでしょうか。
なので、当館スタッフは、スタジオ撮影の延長線上の感覚で、、図3地図の外枠にもスタスタ(車なのでブッブーか。。)移動します。
大沼国定公園は、普通に写真撮影ロケ候補です
道外からいらっしゃったお客様のロケーション撮影(その多くはフォトウエディング撮影です)のプランをたてる場合、道南観光の名所である大沼国定公園は当然ロケ地候補となります。
さらに地図を。今度は20KM半径の地図です。
当館(図5の真ん中)から大沼公園駅(蒼)の直線距離を、首都圏にあてばめれば東京駅からアクアラインの浮島、東京駅から武蔵浦和の距離にあたります。
遠いじゃないの!とお思いの方、ご安心ください。往復時間(無料高速道路を一部使います)+撮影セッテング+撮影時間+途中アイスクリームをみんなで買い食い、トータルで3時間以内で終わります。もちろん法定速度厳守が前提です。
図4:東京駅(真ん中)、浮島(下)、武蔵浦和(上)バルーン
図5:写真館(真ん中)、大沼公園駅(上)バルーン
市内中心地のロケの場合は、もちろん時間距離は短いです。
でも、事前のロケ許可をとったり、適当な駐車場所も確保して、というようなことを勘案してみると、(1)市内ロケだけで三箇所のプランを作る場合、(2)大沼ロケを一つ入れて三箇所のロケプランを作る場合、手間も時間もあんまり変わらないですね。
このゆるい距離感覚をロケ撮影プランの作成にご活用ください!
というわけで、函館で写真撮影をご予定の(特に道外からの)お客様は、大沼あたりまでを「普通の市内ロケにちょっと距離足した程度だ」と思っている、ゆるい距離感覚の写真館があるのだな、と思って、撮影プランをご相談いただいて構いません。
などということを、「ロケ撮影話」の導入として他都府県の同業者の会などでおはなしすると、さすがにちょっと呆れた顔をされるのですが。
距離感覚の違いは、地図画像を見たぐらいではなかなか伝わらないものだなあと、少しその時は反省したりします。
でもまあ結構ウケるので、今度また機会があったら、この話題を出そうと思う懲りない道産子・函館っ子なのであります。
コメント