「アルバム」と「写真集」の「区別」について

当館のご提供商品は、大きくタイプわけして、単体プリント、額装、パネル、アルバム、写真集があります。

このうち冊子風商品の「アルバム」と「写真集」の違いを当館側では意識しています。

とはいえ日常生活でよく知られている区別でもないので、以下お客さまへのご説明もかねて、その違いを簡単に記述しておきます。

当館がご提供する複数のカットを含む「冊子」タイプのものとしては、次のようなものがあります。

(1-a)見開き台紙付き2カットプリント:見開き空白台紙に2カットを差し込み・貼り付けしたもの。
(1-b)見開き台紙付き数カット:同じく3、4カット程度差し込み・貼り付けたもの。
(2-a) 写真集(6ページ以上タイプ):表紙にも写真を配置できる写真集:6ページから30ページに対応
(2-b) 見開き写真集(2ページタイプ):表紙等はプレーン・ロゴ入りで、2ページの見開きに1点から数点写真が配置。

当館では、次の点を基準として、(1)を「アルバム」、(2)を「写真集」としています。

ことばの原義を見ますと、アルバム 「album」は、そのラテン語語義が「空白・白い板」を指しています。写真集 photobookは、「book」が英語語源でいう「ページ、リーフを綴る」です。

つまり、イメージとしては、アルバムは写真が印画されていない白い台紙(帳)の上に個々のプリントを重ねあわせているイメージ、写真集は写真がページ紙と一体化しているというイメージ、です。

当然制作の仕方も違ってきます。

「アルバム」は、個々に印画した写真それぞれを白紙冊子の上に差し込み・貼り付けします。
「写真集」は、カット構成を済ませたものを2ページ単位であらかじめ印画して、それを「製本」します。

写真集タイプの制作は、見開き2ページにまたがってカット構成が自由にできる、サイズや写真比率を自由に変更できるところがメリットです。他方アルバムは1ページ単位でしかカットは配置できずプリントサイズも決まっています(サイズを特注されるという場合は別として)。

当館では差し替え・付加の必要のない完成冊子をご所望のお客様が多いので、構成の自由度がある写真集をおすすめしています。もちろん一冊子にカットを付け加えていきたい(例:子どもさんの成長記録)という場合はプリント単位で貼り付け等ができるアルバムのメリットを活かしたいわゆる「増えるアルバム」があり、お持ちいただいたお客様にはそのアルバムに合わせてプリント・差し込みなどを行わせていただいております。

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